新田瑛のブログ2

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旧作にもう一度日の目を(その6)

シリーズ最終回。旧作で人様に見せられるものは尽きました。

ゴシップを受け止められる人の耳は生理用ナプキンでできているのだとか

星が見えづらくなるのは星に近づいてることの証拠なんです

心臓を揉ませるために初夏の中年女が飼うタランチュラ

若者が未来を刻む街角にわたしは黒い蝋燭をみる

いつだって君の希望は単純で僕の心を複雑にする

12時に幽霊船を抜け出して光に泳ぐふたりになろう

たそがれはみんなうごきがゆっくりになっていのちをたしかめにゆく

チョコレートの溶けゆきぎわを見たときにもう子供には返れなかった

広島に雨が降るときその雨はヒロシマのことをきっと知らない
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テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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旧作にもう一度日の目を(その5)

初~中期混交。

夕立ちの窓に向かって指先であしたを予感している私

君たちが振り撒いているポエムにはラヴがたくさんあっていいですね

天井の穴ひとつから始まって空一面の星になれます

止まってもいいのでしょうか 靴紐やこころのひもがほどけたときに

あの星の瞬きのぶん遺伝子が地上に落ちてにんげんになる

「スリーサイズの一の位をひとつだけ四捨五入して教えてあげる」

いまさっき君から立ちのぼったもの(ひかってたっぽい) あれは意思とか?

道端の犬がリカちゃん人形を2回触ってずっと見ていた

山茶花と揺れるほそ道 つつがなく続く未来のような気がする

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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旧作にもう一度日の目を(その4)

題詠マラソン2005より。

声楽をどれほど深く学んだら想いを伝えきれるだろうか

来年の梅がつぼみを見せるころ生まれることに決めましたから

おにぎりを両手で食べる男にはサラダボウルを投げつけていい?

好き合って抱き合って眠る長い夜を肯き合っている神無月

たそがれはみんなうごきがゆっくりになっていのちをたしかめにゆく

結婚は幸せですか甘い甘いムースの中を泳ぐみたいに

現実に紛れてしまわないように紫色で振り返る夢

僕たちが破戒へ進む決断は南十字の連絡を待て

厳冬の金沢城の散策は君と一緒にしたことにする

クローバーの四つ目の葉をくっつけて作った四つ葉のクローバーです

これは罠かもしれないと思わせて実は罠ではないという罠

やるせないときはキャベツの内側から4枚目の葉のしたでおやすみ

届かない君への恋は来た道をそのまま帰る悲しみに似て

人生はマラソンのごと せっかくの給水ポイントで取り損なう

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旧作にもう一度日の目を(その3)

題詠マラソン2004後半より。開き直ってしばらく続けます。

あのひとに会えないことのかなしみを磨けばきっと光る稲妻

青い傘が見つからないの、だからその、だからあなたに会いに行けない

首すじの冷たさで気づく追い風を追い風にして君に会いに行く

夜 ちいさなちいさな海老でいっぱいの海はひかってみえるのだそうです

〈ご注意〉キリンの黒はシールです。剥がないでください。 創造主

一人だけ芽が出なかったあさがおを抱えて帰る夏休み前

揺るぎない湿度の中で抱き枕が抱かれ枕を抱く夏の夜

再会はザルツブルグで夏服でお互い淡い経験をして

24:05奇跡は訪れず遠くなりゆくプラットホーム

絶唱とはいえない程の大声でドナドナを歌う僕をゆるして

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旧作にもう一度日の目を(その2)

題詠マラソン2004前半より。ネタ切れだろうとかいわないでください。

生きるのに疲れたときは空を見なよそこには空があるだけだから

傷ついた者の痛みが新しい傷を与える永久運動

向日葵の天に向かって咲く花は数学的に見て美しい

西からの強風に身を晒されて月姫(ウォルヒ)という名の娘の愁い

僕の部屋に来ると不思議な顔をしてすぐに裸足になってそれから

「あたし、乱視だから」と言って世の中が見えないふりをするのだ、君は

暗くなったね 誰かが呼んでいるね でも そのまま遊んでいてね いいから

毒ばかり飲む毎日で僕はもう二つ目の胃にも穴があいたさ

まさか あんな切ない夜の次の日に太鼓の音で目覚めるなんて

たましいが弱った日には風邪薬を飲んで風邪でもひきたいものだ

地上とは中二階から半地下へ行く階段の踊り場である

水音と胸の鼓動と失った人との事と時の流れと

一人一枚もらえるはずのちよがみのねずみ色しか残ってなかった

てのひらで機械に触れる(真実をラッピングして送信しあう)。

潮騒が聴こえるような街角であした誰かと出会えずにいる

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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旧作にもう一度日の目を(その1)

題詠マラソン2003より。もう6年前ですね。

シャンパンに月を浮かべて手のひらの熱で溶かせば金貨が一枚

夕立が全部流してくれるのを信じてひとり雨雲を待つ

花束が素敵に見える時がある それは悲しむべきことである

あの頃の僕は淀んだ詩のように確かさの無い屍だった

罪人を匿えば罪 愛人を匿うことが愛であろうか

太古より続く命の傍らでまだ海底(うみぞこ)に眠る遺伝子

海岸に沿う国道に沿う町にカモメの影が伸びる黄昏

死人には死人の道があるとして岩に砕ける落水の響

渓流の端に麦茶を待たせつつ飲みごろになるまでのシエスタ

できるだけあなたの影が消えぬようソファーベッドを西向きに置く

第1位はうお座のアナタ 公園で海女と一緒がお似合いですよ

そうなのだ 琥珀なのだ生きるものを遍く包む春の光は

ふた粒の恋の欠片がぶつかって弱く光って昇っていった

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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