新田瑛のブログ2

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百粒で二度おいしい

題詠マラソンで詠んだ短歌で、連作を仕立ててみました。(一部改作)
といっても、選をいただいたものと自分のお気に入りをまとめたもので、
ダイジェスト的な意味合いが強いですが。

 連作「おしなべて日常」

〈とりたてて言うほどのことじゃないけど、と断ってから話しはじめる〉

アパートに帰ってみるとテーブルに見覚えのないひだまりがある

アンコールの手拍子徐々に速くなり急かされるよう足を踏み出す

天ぷらの衣ぐらいの確かさで剥がれずにいる君への想い

密やかに不安の種は降り注ぐ たとえば午後の談笑のとき

平日の水族館に独り居て恥ずべきことのある昼下がり

太陽が沈む時には取り込んであげるあなたの小さな世界

カラスにもなきたいよるはあるけれどあなたのために閉ざすくちばし

閉幕ののち訪れる静寂が僕に空しい気持ちを強いる

不可解に伸びる光はおしなべて君の姿を映し出します

絶え間なく追い越されてはいるのだが振り返っても誰もいない

ゆるやかなくだり坂道自転車を漕がずに進む あしたから夏

六月を君と過ごせばそのすべて君のおまけであった六月

ボーダーのシャツがはためくベランダに明日のための光は注ぐ

うつせみの恋は霧消の瀬戸際にありて小さく息を吸い込む

積み上げた想いは崩れゆく秋の夜長に灯すアロマキャンドル

嘘をついたピノキオは鼻が伸びました わたしは豆を煮込んでいます

ほんとうはまだ好きなんだきみのこと手のひらにもう熱はなくとも

新しいキャンパスノートの罫線のようにほのかでまっすぐであれ

君に逢うために三万光年のトンネルを駆け抜けてきました

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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