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014:煮より

<題詠blog2009>014:煮より。

色々なものが煮えました。里芋や南瓜をはじめ恋心やらGショックやら……。

014:煮(梅田啓子) (今日のうた)
ケータイに送られ来たる死をわきに置きてぬめれる里芋を煮る

014:煮(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
電子レンジ完璧なひかりを放ち煮物とくいな母さんがきえてゆく

梅田啓子さんの歌。ぬめれる里芋、というのがいいですね。気持が反映されているようです。
富田林薫さんの歌。電子レンジができたせいで煮物が作れる母が減った、というのが普通の読み方でしょうが、電子レンジの光を浴びた母さんがふっと消えていく映像が浮かんできて、印象的でした。

↓いい味出してる歌たち。↓

014:煮(星野ぐりこ) (題詠100首爆走中。)
憧れを煮詰めすぎたら恋になりちょっと後悔しているのです

014:煮(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
納得を待つ間中うろうろと高野豆腐は煮含められて

014:煮(英田柚有子) (阿呆船)
煮込まれて濁った鍋の中にいる辛うじてまだわたしのままで

014:煮(振戸りく) (夢のまた夢)
上質な煮干しを水に放ったら銀のかけらが泳ぎはじめる

014:煮(新井恭子) (MINI'S LIFE blog)
換気扇回し忘れて部屋中が君の煮詰めた物になるのだ

014:煮(羽根弥生) (ことらのことのは)
琺瑯の鍋のあかるさ 最も贅沢な遊びとして桃を煮る

014:煮(田中ましろ) (ましたん)
燃えさかるベッドでふたり煮崩れて人であることさえ忘れてく

014:煮(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
くらくらと冬瓜を煮るキッチンに昼と夜との境界がある

014:煮(日向奈央) (てのひらのきみ)
さようなら あの日と同じ材料で煮込むミートソースは願い

014:煮 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
とろとろと煮つめゆっくり冷やしたら朱の椀に注ぐきのうの怒り

テーマ:詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など - ジャンル:学問・文化・芸術

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